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8.今思うこと ~祖母の想い~
祖母との話も終りに近づいたとき、祖母は、わたしが小さい頃、一緒に行った旅行を思い出して、こう言った。


「そういえば、旅行に行った時も、おにぎりたくさん作ってったね。


 一泊した次の日は、おにぎりなんてもう無いからさ、みんなでうどん屋さんに入ったでしょ。


そのときのお店、天ぷらうどんが自慢のお店で、すごくおいしそうでねぇ。


おじいちゃんが、天ぷらうどんが食べたいなぁって言ってたけど、


りほちゃんが食べれないし可哀想だから、みんな素うどんにしようって説得したのよ。


おじいちゃんもしぶしぶうなづいて、みんなで素うどんにしたんだけどさ。


おじいちゃん、あの時の天ぷらうどんが食べたかったなぁーって、いまだに言うわ。」



祖母は笑って話してくれた。


だけど、たった1回ですら「食べたかったなぁ」と思うようなことが、わたしは約20年間毎日続いてきたわけだ。


その気持ちには、身近にいた祖母でさえ、どうやら気付いていない。


他人には、少なくともきちんと言葉にしなければ、通じないしわかってもらえないものだと、改めて思った。





わたしは祖母に聞いてみた。


「お母さんがマクロビオティックやってきたの、どう思う?」



「そうだねぇ・・・。


 おばあちゃんは、半々だと思ってる。


 変なお菓子とか、食べなかったのは、良かったかなぁと思うけど、


 動物性たんぱく質とらなかったのは、どうかなぁ、と思うなぁ。


 でも、どっちにしても、りほちゃんのアトピーは治ったからね。


 もう、終わったことだから、いいじゃない。


 おばあちゃんはずるいかもしれないけど、もう終わったことなんだしさ。」





わたしがマクロビオティックのおかげで体験できたさまざまなことは、身近な祖母にもわかってもらえていなかったのだろう。


それならば、人の気持ちに鈍感な両親、ましてや他人には、わたしの気持ちをわかってもらえなくても、仕方の無いことなのかもしれない。





わたしは、祖母に、これまで感じてきたことを、ほんの少しだけ話してみた。


ひとりだけ給食を食べれなかったこと。


女の子なのに、魚もさばけなければ、卵も割ったことが無かったこと。


家の食事が非常に質素だったこと。


そういったことが、とっても嫌だったこと。





祖母は急に、「困ったことがあったら、何でもおばあちゃんに話してね。できることならするからね。」と、言ってくれた。


わたしは、「ありがとう」と言いながら、「遅いよ」と心の中でつぶやいた。




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【 2007/12/09 06:00 】

おばあちゃんの想い | コメント(5) |
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コメント
--- ---

人に気持ちに、気付くのがタイミングがずれちゃうとどうしようもなくなるってことが、りほさんのお話を聞いていて、せつないな…と思いました。

けれど、身内の方やおばあさまは、りほさんのこととても好きでいてくれているのはとてもお話の様子でわかりましたよ。
みみ * URL [編集] 【 2007/12/09 06:52 】
--- ---

おばあちゃんとは今でも仲がよいみたい
ですね。

でも今、お母様とはどんな感じですか?
気になってしまいます。
当時のこともお話したりするのでしょうか?
すう * URL [編集] 【 2007/12/09 11:48 】
--- みみさん、コメントありがとうございます^^ ---

確かに「せつない」ということなのかもしれません。
人に気持ちを伝えるのは大人でも難しいですが、わたしの場合は子供のときのほうが難しかったように思います。
普通そうなのでしょうか。

愛情は、難しいところです・・・祖父母はともかく、両親はわたしを嫌いではないと思いますし、一生懸命にいろいろやってくれたのでしょうけれども、・・・うまく言えませんが、好いてくれていれさえすれば良い、という問題でもないと思ってしまいます。
りほ * URL [編集] 【 2007/12/09 14:31 】
--- すうさん、コメントありがとうございます^^ ---

マクロビオティックについては、ほとんど話さないです。
マクロビオティックを一緒にやっていた人の話になるなど、偶然話にでることもあるのですが、母はわたしがマクロビオティックが嫌だったことにいまだに全く気付いていないようですので、本音では話せないです。

母との関係は、表面上はそれほど悪くは無いです。
長電話もしますし、くだらない話なら大丈夫です。
でも、本音では仲良くは無いです、というより、わたしが好きではないんだと思います。
昔から両親には本音をほとんど話さないので、それが今も続いているという感じでしょうか。
ただ、恨みはありません。
「母は(父も)こういう人間だ」と諦めているので、「あのときこうしてくれれば」なんてことも全く思いません。
こういう感じを、なんて表現したらよいのでしょう・・・笑
りほ * URL [編集] 【 2007/12/09 14:42 】
--- ---

なんだか気持ちがわかるような気がします。
気持ちって誰にもわかりませんね。身近な人でさえ、勘違いして理解して、知った振りをしている時など、本当にげんなりしてしまいます。
私も母がそうで、私のことは何でも知っているというような感じです。勿論長年いるので良く知っているけれど、勝手に私の気持ちを解釈して決めつけていると感じることもこれまで多くありました。口で言わなければわかりませんが、口で言っても結局わからないですよ。言わないよりはマシだというくらいでしょうか。私は割と何でもはっきり言うし、我慢するほど意味がないことに気付いてからは、更に、相手が傷つくことを恐れずにハッキリとキツイことを強く言うようになりました。それでも結局私本人の苦しみは誰にもわかりません。ただ、相手が、自分は勝手に決めつけてしまっているのかな?私の知らない気持ちが本人にはあるのかな?ということだけは、わかってくれるようになった気がします。しかし結局わからないので、人の気持ちは結局本人たった一人にしか完全には理解できないということで、報われるとしたら、自分の知らない苦しみを本人は背負っているのかもしれない、ということを想像してもらうことだと思います。

私は親に溺愛されて育ったのでよりややこしいですが、りほさんの仰るように、愛している、好きで大切に想っている、その想いだけではダメなんだ、丸で悪い方向に向かうこともあるということを理解しました。
こんなに至れり尽くせりで育てられたけど、自分のためにも容赦無く冷酷に今はこう思います。愛してはくれて有難いけど、かなり育て方下手で結構間違ってたな。と。

贅沢な悩みだとは思います。
でも、こういう苦しみがあるのも事実で、贅沢だからそんなこと言わずとにかく感謝しなさいと言われるのも絶対におかしいし、正しくないと私はおもいます。

よく鬱になりますが、先生から紹介された本があります
「毒になる親」 献身的になれば良いのではなく、それが毒になっている、正にりほさんや私のような親のことが書かれています。色んなタイプの親がいますが、一見子供のためと奔走してるが、実は子供には苦痛ばかりで毒だった、という例を、精神科医?の著者が記した本です。
Marjay * URL [編集] 【 2014/09/23 16:08 】
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